改めて。食べるについて。

食べるって大事。

家庭料理のこと。

私は国際結婚をしている。

実の母の事はママと呼ぶ。

義理の母の事はオモニと呼んでいる。

 

結婚式にキムチが並んだ時は

私の家族はもちろん

友人もとても驚いていた。

その光景にもだか。

何よりその味の美味しさに

みんなとても喜んでいた。

 

オモニは料理上手な人だ。

鳥を1羽丸ごと煮込むスープ。

牛の尻尾のお肉のスープ。

チヂミ。

だとか。

お店でしか食べた事がない様なものが

家庭料理として食卓に並ぶ。

台所はいつもピカピカ。

手際もとんでもなく良い。

ついつい見とれてしまうのだか、

私も微力ながらお手伝いをする。

 

チェサという行事があって

その日は亡くなった大切な家族の命日と元旦に

ご馳走を振る舞う。

前日にはその家の女性達は

亡くなった家族の好きな料理を作る。

 

オモニと義理の兄の奥さん

3人で手分けしてご馳走を作る。

 

大雑把な私はいつも2人の足を引っ張ってばかり。

 

何度目かのチェサの準備の日だった。

オモニが2人に任せられるようにと

レシピを手書きで準備しておいてくれた。

 

秘伝のレシピを教えてもらったような気がして。

なんだか特別な気持ちになったのだけど。

オモニは続けて

これから先、私の身にどんなことが起こるかもわからないからね。と冗談半分で続けたのだった。

 

繋いでいく事の大切さとその難しさを感じた。

それから、なんだか根っこがあるように感じていたオモニの料理のその長くて深い歴史みたいなものを感じられたような気がした。

 

チェサの時は玄関の扉を大きく開けて

亡くなった大切な家族をお迎えする。

そしてアボジ(義理の父)が

そこでご馳走を食べているであろう

家族に語りかける。

その語り口が優しくて

私はいつも家族の一員になれた事に感謝する。

 

私もオモニが作るみたいな家庭料理

作れるようにならなければな。

 

新年が始まって少し時間が流れた。

今年はどの位美味しいものに巡り会えるだろう。