改めて。食べるについて。

食べるって大事。

平凡日落と晩ご飯

昨年台湾に行ってから

私はあの場所の虜だ

 

全部うまい

全部懐かしい

なんかシンプル

 

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ルーローハンは

至ってシンプル

炒めたお肉かけご飯

これは作れる気がするやつ

だけど多分なんか違うな

と首を傾げることになるやつ

 

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台湾珈琲

お茶のように香りを楽しみながら飲む

これは初めての経験

店員さんは気さくで

嬉しそうに他にも店舗があると

教えているようだが

私は日本語しか話せないので

いつもちゃんとした日本語で

返事するようにしている

 

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牛肉麺

去年から虜のやつ

私は旅先ではガンガン歩くので

気がつくと今回は40km

暑いけど気持ちがいいし

その場所の空気を身体にどんどんと

取り込んでいる具合が嬉しい

 

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かき氷

日本じゃ全く興味がないけれど

旅先なので食べてみた

小さい頃にサクレを食べすぎたから

私の今はアイスクリームの方が好きだか

季節を味わっているぞと

ぞくぞく来た

 

夜市の臭豆腐にはやっぱり鼻を

持っていかれそうになるけれど

この匂いをもしかすると

此処が地元の人は懐かしく思うのかも

という言葉で少し香りが変わった気がした

 

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オムレツでもち米を巻いて

中に煮た魚が入っているやつ

すごいボリュームだった

これが台湾最後のご飯

豆乳も美味しかった

パンで巻くパターンもある

食べ切ってもイマイチ

何食べてんだかなーと

よくわからなかったけれど

なんだか美味しかった

 

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去年、台湾でたまたま見かけた

唐貓SUGAR CAT

って人達の音楽を聴く為の旅だったのだけど

 

やりたい事を一生懸命やるその姿は

とてもピュアなのだ

素敵なものを作ろうとするその姿は

すごくシンプルなのだ

 

その様子に

私は驚いてしまって

忘れていたいろんな事を

思い出させてもらい

 

もちろんそれだけじゃ

生きていけないのかもしれないけれど

やっぱりそれがなきゃ

生きていても楽しくないじゃないか

と思ったのでした

 

彼らの曲に

平凡日落

というのがあるのだけど

日本語にすると

いつもの夕方という意味

 

どんな事を考えている?

どんな事を思っていたい?

 

夕方に感じる事って

結構大事に思う

 

今日の晩ご飯どうしようかな

というのは

なかなかロマンチックな悩みなのかも?

と思いながら

今日は晩ご飯のお買い物をしようと思う

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中間地点は川崎でした

血のつながりはないけど家族かもな?

と思う人ってなんとなく居るし

そう感じたらもう家族でいいかな?

と最近思う事にしている

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パイの実をみてうっとりしている彼は

専門学校時代の友人だ

お互いに人見知りだから

10代の頃は

一言も話さなかった

 

私はなんとなく気になって

SNSで見つけて勇気を出して連絡をした

 

ちょい遊ぼうかとなり

 

初めて行ったのは

原美術館という品川にある

白くて可愛らしい美術館で

確か展示内容は

ソフィ・カルという人のもの

だったんじゃないかと思う

 

ほぼ初めて話すから

めちゃくちゃ緊張しながら

 

だけど美術館という

好きな空間でのんびりしていると

なんだか打ち解けて

最後には大笑いしていた

 

実は

凄く楽しい日にしようと

丁寧に準備していた私が居る

 

なにせ

人見知りだから。。。

 

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私達は少し離れたところに住んでいるから

中間っぽいところで会おうとなって

なんとなく川崎になった

 

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川崎大師というところで

おみくじを引いて

昔話をして

 

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ぬれせんべいを分けて食べた

 

食が細いくせに

私達は会うとまあまあ食べたがる

というか座りたがる

 

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少し歩いただけなのに

久寿餅入りのあんみつも食べる

メニューを見て少なそうだからと

冷やし久寿餅というのも食べた

思ったよりも多くて

最後は

自分の方が食べた食べないの言い合いをしながら

しっかり完食した

 

シーズンも外れた平日の店内は

私達2人以外

人が居なかった

 

何を食べても楽しいし

どこでも楽しい

だから別に食べなくてもいいし

場所もどこでもいい

 

理由が必要だった時を経て

随分とシンプルになった

 

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久しぶりにUFOキャッチャーで

お菓子を手に入れた

 

色々やってみたけど

私は結局心から欲しかった

ピザポテトしか取れなかった

 

結局人生もそんなもんで

本気で欲しいものしか

手に入らないのかなー

と思った

 

この人と出会って私の人生は

変わったなーと思う

だけど

今はその人生が当たり前

 

食べ物で遊ぶだなんてと

UFOキャッチャーに

お菓子が入っていることに

度肝を抜いた時代もあったのだろうか

ふと

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目玉焼きにはテンションをあげる力が少なからずある

東京国立博物館が好きで

休みの日になんとなく行く

 

土偶を見たり

埴輪を見たり

仏像を見たり

あっちこっちの部屋を

行ったり来たりして

一通りふらふらして

ベンチに座って

また立ち上がって

ふらふらする

 

私は何回見ても

特に詳しくはならないし

詳細な名前も覚えていない

 

例えるならば

野菜と覚えて

トマトくらいまで呼名を知って

あとは姿を目で覚えるだけ

 

名前を覚えているものは

本当に少なくて

いつもこれは何だっけ?

と名前を覗きながら

どうせ覚えないな

と毎度思って毎度覚えない

 

たまにすっかり覚えてしまって

抜けない響き

っていうのもあって

意味もなく言いたくなる

 

音で覚えているほどだから

詳細に内容を知っているかというと

そうでもない

 

なんだその音の並びは?

という好奇心で口が言いたがるだけだ

 

ガパオ

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この響きも始めて聞いた時

あまりの怪獣感に

何度も言ってみた記憶がある

 

ガパオ

ガパオ

ガパオ

 

ひき肉をバジルで炒めて

目玉焼きがのった

ピリ辛のごはん

 

をガパオ

 

はじめての言葉の羅列を

反芻しながら食べたあの日

出会ってから虜である

 

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どちらさんだろうか?

と思うが目が好きだと言っている

 

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なんだねきみは?

と思うが目が喜んで釘付けだ

 

食べ物は食べるとなくなる

それが普通の事だから

もしかすると簡単に名前を

覚えられるのかな?

と思った

 

だいたいのものが

名前を持たずに生まれてきて

名前を与えられたりして

その名前で呼ばれたり

呼ばれ方が途中で変わったり

 

名前を覚えると

どんどん好きになってしまう気がする

姿だけ覚えているくらいが

忘れられて良いのかもしれない

 

名前で呼べる人、もの

増えてしまうかもしれないし

それはちょっと嬉しいけれど

怖いような気もする

 

それはバジル香るガパオのせいなのか

お皿に書いてあったUFOの文字のせいなのか

 

楽しすぎる事に身を

委ねられなくなってるじゃないの

とんでもない自分の

臆病加減に気づいてしまって

ちょっと戸惑っている

牡蠣食う客は笑い疲れて

彼との付き合いは高校生の頃

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彼は忘れたと思うけど

友人何人かで彼の家に行った時

私がふと

ウィンナー食べたいと独り言を

テレビを見ながら言った事があった

 

すっと立ち上がって

彼はしばらく消えた後

ウィンナーを手に

部屋に戻ってきて

 

はい。

と言った

 

あの景色が今も忘れられない

 

彼が江戸川橋で腕を振るっていると聞いて

友達と行ってきた

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彼がさばいた刺身の断面は

するっと美しかった

おしゃべりしながら

笑いながら目の前に

美味しいものがやってくる

 

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おっきな牡蠣を出したので

食べたいと騒いだら食べさせてくれた

 

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鯵をこんな風に食べて

 

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チーズ豆腐に蜂蜜と胡椒とフランスパン

こんな不思議なデザートまで

味わって

 

あまり飲めないお酒も

なんだか嬉しくて

三杯も飲んだ

 

物欲しそうにホヤを捌くのを見ていたら

ちょっとだけくれた

 

醤油漬けの甘エビをメニューで見ながら

美味そうだなんだと

小さな声でしていたら

そ知らぬ顔をしていたのに

はい。って

でてきた

 

別に必ず話さなきゃならない話なんて

正直なんにもないから

ただふざけるだけふざけて

時間は過ぎていくんだけど

 

やっぱり毎日には

与えられた役割や責任があって

 

その合間をぬって

家族みたいな友達と

ゲラゲラ笑ったら

私は私を取り戻した

 

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カウンターの2人掛けの席が

とても近い距離だから

仲良くなりたい人と行くには

本当にもってこい

 

会話が弾む面白い

お食事も沢山だし

 

スタッフは気さくだから

もちろん1人でもさくっと

入りやすい

 

あぁ愛し大人たち

自分を取り戻す

良い夜を是非

 

炉端酒場ぎんぎん

江戸川橋駅2の出口から

5分も歩けば着くよー

 

梅雨なのに春のこと

お菓子の製造をやってみたいなと思って

いてもたっても居られなくなったのは

28歳という微妙な年頃だった

 

お菓子と言っても

ごはんみたいに食べられる

デザートとかスイーツというより

もう少し

日常的な感じの

ほんの少しだけ

宙に浮くことが出来る

お食事みたいなもの

 

あと

誰かにちょっくら

あげられるもの

 

いくつかのお店をまわって

いくつかのお菓子を買って

どれが美味しいか

好きな人に食べてもらった

 

これがダントツだと

言われたので

んじゃ作れるようになろうと

ピカソルで働くことにした

 

当時の代官山で店長をしていたのは

ののさんと言って

とても美しくコロコロと良く笑う人

センスも話も奥行きがあって

纏う空気は華やかなのに気さく

 

製造をしていたのは

さとうさんと言って

とても繊細で可愛らしい人

お菓子を作る時の丁寧な眼差しや

普通に食材に話しかける姿

 

その頃私に出来る事と言ったら

袋にスタンプを押すこと

出来上がったお菓子を包んで並べること

試食を食べて美味しくてニコニコすること

くらい

 

けれど全部全部

誇らしくて楽しかった

 

彼女たちはしばらくして

新しい道を進み始めた

 

それから

随分と時間が流れ

私はまだここ

 

ふと

この日々はなんだ?

と思った

 

どんなに

あの頃を再現しようとしても

もう絶対にあの頃には戻れないのに

 

あんなに楽しかったからと

なんとなく私は

あの頃にしがみついている気がする

 

はじまりはいつもワクワクして

だけどそれを持続することは

案外忍耐が必要なものだな

とじんじんと

私の頭の上に雪が積もる

 

ののさんとさとうさんと

春真っ盛りだった私

 

それから

夏も過ぎて

秋が過ぎて

ただ今冬真っ盛り

 

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ある日のボウルの中は

なんだか宇宙の景色のようで

私はおもわず食材に向けて

綺麗だねー

と声をかけていた

そして感動しているわ私

と1人じんじんしながら

お菓子にした

 

春なんてくる

だけど

別の春しかもうこない

 

あの春を知っているが

とても誇らしい

 

横殴りの雨の中

 

ののさんとさとうさんと

大笑いしたお店でのことを

思い出しながら

 

彼女たちに食べさせたいのは

はてどんなお菓子かな?

とふと。

怪獣とおにぎり

そんなにお客さんのいない映画館には

パパと妹と私

 

前の椅子と椅子の隙間から

おっかなびっくり彼を見上げたのが

最初の記憶だ

 

下敷きを買ってもらって

帰ってきて

次の日学校で自慢した

 

ガチャガチャをパパは

たまに仕事帰りに

買ってきてくれて

そこには手のひらに乗るくらいの彼や

彼の敵や仲間

 

それを机に丁寧に並べて

眺めながら宿題をした

 

彼の名前はゴジラと言って

有名な怪獣だ

 

私は今も彼が映画館で活躍すると聞けば

公開初日に会いにいく

 

そしていつもぼろぼろ泣いてしまう

 

彼に会えるととても嬉しくて

今回もにこにこしながら

ぼろぼろ泣いていた

 

彼がもしかして本当に居るのではと

考えて眠れなかった夜が

昔々にある

 

なんでかお腹が空いて

わがままを言って

おにぎりを握ってもらった

 

真夜中におにぎりを食べながら

私はぼろぼろ泣いた

 

ゴジラにみんなが

取られたらどうしようと思って

ぼろぼろ泣いたら

家族はゲラゲラ笑っていた

 

あの頃はもう訪れない

 

私は子供で家族がいて

食卓を囲んでいる

 

いただきますと言って食べ始める

 

テレビに気を取られるては怒られ

野菜を残しては怒られ

 

ゴジラは私をあの頃に

連れて行ってくれる

 

いつか自分が死んでしまうことなんかより

この日々の中起きている楽しい事

大切な人との出会いを

忘れてしまう方が惜しいと思って

ぼろぼろ泣いてた真夜中に

 

泣いて口の中は唾液でいっぱい

おにぎりはあったかくて

それでもっと涙が込み上げた

 

口の中で

いつもよりぼろぼろになるご飯粒

それから

ぽんぽんと頭を撫でるパパの手と

正面から私を眺めるママの香り

なんでかつられて泣いて

一緒におにぎりを食べる妹の

ゴジラみたいな泣きっぷりと食いっぷり

 

もう明日はすぐそこなのに

いつまでも続くみたいに

怖かった夜の乗り越え方を

丁寧に教わった

 

胃袋がここにあるのかと知るみたいに

あったかくなったお腹で

やっと眠たくなったのに

すぐに

起きなさい!と声がして

朝が来たと喜びながら

食卓に座る

 

トーストとスクランブルエッグ

焦がしたベーコン

それからコーヒー

朝食に主人公の少女が

お母さんに作ってあげていたもの

 

ゴジラなんかより怖かったのは

毎朝私の傍らで

ご飯だろうがパンだろうが

牛乳をガブガブと妹が飲んでいたこと

入り口にはパイナップル

酢豚のパイナップル問題は

きっとずっといつまでも

いらない派、いる派で話続けられる内容だと

私は思っていて

その理由はパイナップルは主役級

というところにあるとこう思っている

 

酢と豚としか名前に入っていない

食べ物の中に投入したら

そりゃみんな驚くだろう

 

姿ばっちり控えめ感もなくて

全然隠れてないし主張してくるし

なんならパイナップル豚じゃんか?

くらいの感じでそこにとろっと乗っている

 

おい!誰だパイナップル乗せたやつ?

俺は酢豚を頼んだんだぞっ!

って気持ちもなんとなく察せる

 

口に出さずとも

え?何?パイナップル入ってるんだけど

どういうつもりの何要素?

え?何とどう食べろっての?

と困惑を覚えることもあるだろう

 

ハワイっぽいピザのパイナップルに関しては

きっとこれは浮かれて乗せちゃったんだろうな

とすら感じてしまう

 

遊び心とは余裕から生まれるが

私がもしも

カメハメハ大王

初ピザ体験をさせてあげられる立場ならば

あれを食べさせるなんて事

絶対にしないと思う

今はその時ではない

そう私はカメハメハ大王を前に思うだろう

 

パイナップルはジュースか生が1番

 

そんな私のパイナップル人生を変えた食べ物がある

 

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あなたはパイナップル炒飯を

食べた事があるだろうか

 

私のパイナップル炒飯初体験は

かれこれ10年前のおそらく

少し浮足立った夜の事だったと思う

 

どのつもりがあってパイナップル炒飯を

頼む心持ちになったのか

 

パイナップル炒飯は

カレー風味の炒飯に

ナッツ、ドライフルーツ

それからパイナップルの果肉が

一緒に炒めてあるご飯である

 

食べた私はすぐにその美味しさに

心の底から驚いた

 

パイナップルをご飯と炒めて

合うなんてことが起こったのである

 

しかもだいたいのお店で器はパイナップル

 

器から滲み出た果汁でほんのり

甘酸っぱいご飯にカレーの風味が

驚くほどあうのだ

 

Leon Bridgesのライブへ行った夜の事

なんとなく入ったタイ料理のお店で

久しぶりに食べた

 

よかったら一緒に行かない?

と誘われて行ったその空間は

みずみずしくて

なんだか色っぽくて

音楽に合わせて体を揺らすと

最高に心地が良かった

 

初めてパイナップル炒飯を食べた夜の事

隣に座っていた人は

誘ってくれたこの人だった

とふと思い出したのは

炒飯のカシューナッツ

口の中で砕けた瞬間の事だった

 

私はこの人ととても仲良くなりたいと

思っていたんだった

 

共通の話題で

沢山笑いたくて私は

パイナップル炒飯なんて

わかりやすく

よくわからない食べ物を

頼んだのかもしれない

 

その

とても仲良くなりたかった人と

私はとても仲良くなって

向かい合って

パイナップル炒飯を食べている

 

入り口にはパイナップル

主役級のあなたに

私の人生は助けられていたみたい